大森 健司 / kenji omori
<作家さん紹介>
岐阜県多治見市で制作させれていましたが、2021年より岡山県岡山市に移住され作陶をされている大森健司さん。
煉瓦を思わせる赤土と、セメントを連想させる黒土で「土」を表現されています。焼成後、さらに白い土を被せて焼き、その土を剥がす事で生まれる朝霧のようなモヤが、表情に奥行きを与える柔らかなベールとなります。
縁には黒土、内部はコーラルピンクなどの色の対比を設けた作品が多く、その各々の主張を土の質感、色味のトーン、ベールを上手く掛け合わせ、絶妙なバランスで表現される、そんな作家さんです。